タイミング

2015/05/07 Thu 17:48

夫は突然逝ってしまった。
病気で療養していたわけだから、いずれこの日が来ることはわかっていた。
でも、それでもまだまだ先のこと、そう思っていた。

夫が特養に入所してほぼ一年と5か月が経つ。
告白すると、この一年数か月、夫が家を出て以来、私はずっとポンコツ?!だった。
夫が居た時には頑張れたことが何も出来なくなっていた。
対外的には迷惑をかけることの無いように一生懸命やったけれど、家に戻ると全く使いものにならなかった。
沈んだ心のまま何も出来ずに過ごしていた。
夫が家を出て一年が経ち、巡って来た春を漸く感じられるようになったのはつい最近のこと。

そんな矢先、夫は逝ってしまった。
これからもっと夫との時間を作れると思っていたのに・・、
残念で仕方ない。

けれど、

夫が亡くなって10日が過ぎ、もしかしたら夫はタイミングを計っていたのかもしれない、そんな風にも思える。

もし、一週間前に夫が亡くなっていたら、私も娘もてんてこ舞いしただろう。
娘は新しい仕事と試験を抱え、父親が亡くなった朝一睡もせずに試験会場へ向かったかもしれない。
私も3月末に体調を崩しMRIを撮ったばかり、滞った仕事の締め切りに追われていた。

もし、また、一週間後だったら、息子には動かせない仕事が山ほど控えていた。
仕事柄、スケジュールの調整に四苦八苦しただろう。

そう、この一週間だったからこそ、私達家族は3人揃って病院に駆けつけ、ERで一先ず戻って来た夫に会い、3人揃って夜中の臨終に立ち会い、夫が旅立つまでの数日間、彼と彼の部屋で過ごすことが出来た。
お別れの会の後のゴールデンウィークの休日も有難かった。
ちょっとの間だけれど、いろんな手続きのことを忘れてゆっくりと休むことが出来た。

最期、体中の痛みに耐えながら、夫は一番良い日を選んでくれたのだと思う。
残された私達3人のために。

  (出来れば、真夜中は避けて欲しかったな~)

timing.jpg

少し落ち着いたら、夫の最期のこと書いておこうと思う。

 忘れてしまわないうちに。

認知症家族の思い | コメント(3) | トラックバック(0)
コメント
お悔やみ申し上げます。
初めまして、さとうと申します。
ごく最近、若年性アルツハイマーについて関心を持ち、
どんな病気なのか調べるとともに
いろんな方の生の声が知りたく、
介護をされている方のブログを読む日々を送っております中で、
nobiさんのブログに辿りつきました。
一週間ほどかかりましたが、
初めから、この記事まで読み終えたところでした。
今はただ、心からお悔やみ申し上げます。
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Re: ご許可をいただきたき件
お役に立てますなら、どうぞ使って下さいませ。
非表示のお問い合わせでしたので、こちらからお返事差し上げます。

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