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人命救助だと思う

2012/11/20 Tue 17:50

数日前の朝、夫を起こそうと手を差し伸べた私は、

『だれだ!』と夫に言われ、『え~っ??!!』

と思わず声をあげてしまった。   『だれだ』

この 『え~っ??!!』

と叫んだ短い時間にいろんな思いが駆け巡った。

まずは30年以上連れ添った夫に『だれだ』と言われた驚き
たとえ認知症になっても、私のことがわからなくなるはずがない、と言う思いが心の何処かにあった。

とうとう、私のこともわからなくなってしまったのかというショックと狼狽
こんな日が来るかもしれないし、来ないかもしれない、でも、まだまだずっと先と勝手に決めていた。

そしてその次に、こんなに何もかも、至れり尽くせり、これ以上無いほど、
面倒みてるのに、←(これは私個人の主観的な評価なので、悪しからず、)
なんという言い草!!どうしてくれよう!!という怒り
この怒りが一番強く90%を占めたと思う。

次に、・・・おっといけない、大きな声を出して夫を混乱させてしまっては後がやっかい、落ち着け、落ち着け・・・

けれど、夫は案外穏やかで、私ひとりの空騒ぎだった。
     やれ、やれ。

こんな風に朝から、私は夫に振り回されている。
夫が認知症になり、言動があやしくなって以来ずっと・・。

夫が在宅の時間、私は夫のしもべである。  『しもべの朝
私が夫のために過ごす時間の話しをすると
たいていの方が、『よくやっておられますね。』と褒めてくださる。
確かに夫と居る間、私は天使になる。
でも、それは夫のためではなく、自分の気持ちを楽にするため。  『天使の仮面』


『ご主人様を愛してらっしゃるのね。』
こう言われたこともある。

考える・・・。
私は夫を愛しているのか、

  う~ん、愛ってなんだっけ?
たぶん普通どんなカップルも愛しあってると思って結婚するんだろう。
そのうち子供が産まれると夫は子供の父親になり、夫婦の愛から家族愛に変わって行く。
子供が独立してふたりになったら?残ったふたりは?
残念ながら私に訪れなかったけれど、普通に30年連れ添った夫婦は愛し合っている!と声高らかに宣言できるんだろうか?

私の場合、
何もかも面倒を看なければならない夫、確かにこの人と結婚したけれど、
でも今ここにある存在は私が思い描く『愛する夫』ではない。

それでも、私はここに居る夫ができるだけ穏やかに過ごせるように心を砕く。
しもべとなり、天使となる。

だって、これは人命救助なのだ。
好きでも嫌いでも、私が守らなければ彼は生きて行けない。
私は彼の命がある限り、彼を助けて行く。
私が誰なのか、彼が忘れてしまったとしても。

DSC02512.jpg


そして、いつか人類愛に昇華する。

     ・・・・・・・・なんちゃってね。(^^)



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