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梅干の種

2011/10/05 Wed 13:50

新薬メマリー、夫は現在10mgを夜寝る前に飲んでいる。
まあ彼の場合、夕食後にすぐ寝てしまうので、夕食後も就寝前もあまり変わりない。

昨夜、布団を敷いて戻り、夫にメマリーを飲んでもらおうと錠剤を取り出した。
夫を振り返るとなんだか口をモゴモゴしている?

え?何か入ってる?

『パパ、お口開いてくださ~い。』

ほっぺを突っつくけれど、もちろんモゴモゴが続くだけ。

なんだろう?
変なものだったらやだな~・・・。

食卓に目をやって気づいた。
梅干の種。

夕飯が終わると夫はすぐに眠くなる。
夕飯の片付けは後回しにして、夫の寝る支度をしないと、リビングや廊下でゴロンと横になる夫を発見することになる。
一旦横になった夫を布団まで誘導するのはまず不可能。諦めた方がいい。
どんなに甘い言葉も脅しもまったく効かない。
兎に角腰周りにでっかいペットシーツを敷きこんで、彼が自分で起き上がるのを待つしかない。

なので、食事の後片付けは夫を寝かせた後になる。
私が布団を敷いている間にテーブルの上に置いたままにしてあったお皿から梅干の種を口に入れたらしい。

害の無いものであることがわかって、ひとまず安心。
さて、どうやって出してもらおう。

メマリーは小さな糖衣錠で5mgを2錠飲む。
薬としては飲みやすいタイプ。
口さえ開いてもらえれば、ほいっと投げ込んで一件落着。
水を口に含んで薬を流し込む、なんて技はもう使えないけれど、口の中にさえ入ればガリガリと齧って薬はやがて夫の体の中に入って行く。

しかし、さて、夫の口の中には先客が、そして、その先客は齧られることも、飲み込まれることもなく、夫の口の中で転がっている。
ここに、メマリーを入れたらどうなるのか・・・。

たぶん他の薬なら、まっいいや、とりあえず放り込んで様子を見よう、という事になる。

でも、メマリーの場合は確実に飲んで欲しいし、もし中途半端に吐き出されたら、予備がない。
新薬なので、2週間ごとに主治医のもとへ出かけ、夫の様子を報告、薬の量を決める。
2週間分の薬しか出ないので、余裕がないのだ。

ここは、梅干を口から出してもらって、しっかりメマリーを服用するしかない。

あの手、この手、
梅干の種を夫の口の中に発見してからそれを取り出すまでにきっちり35分かかった。
最後は後頭部を殴打という案まで出たけれど、さすがに思い留まった。

と、まあ、梅干の種を口から出すだけなんだけれど、こんなややこしい目に会う。
認知症って、ほんとに大変だ。
これは経験した者にしかわからないと思う。

だけど、おかげで35分布団に入る時間を遅らせることができた。
たぶん、翌朝は5時くらいまではなんとか寝てくれるだろう~わ~い♪と、
思ったのは、介護者としてまだ甘かった。
遅く寝たら遅く起きる、こんなルールは認知症には通じない。
やっぱり目覚めは夜明けと共に、でした。



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