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直角

2011/07/01 Fri 13:14

 『わぁ~すごい! じょ~ずぅ よく出来たねぇ~』

夜中に娘の声で目が覚めた。

その口調からペットの『茶々丸』に話しかけているのだと思った。
茶々丸はひと月程前、我が家の一員となったアビシニアンモルモットの男の子。
娘がとてもかわいがっている。




でも、なんだか内容がちょっと変。

 『はい、立てるかな~。 ここ、掴って。』

立つ?・・・、掴る?何処に?何故???

 『そう、上手、いいよぉ~』

娘の声がすぐ近くで聞こえた。
薄明かりの中、夫が娘に手を引かれてやって来た。

夫は夜中に起き出して、リビングの床にゴロンと横になっていたのだろう。
娘はそれを救出、夫の布団まで連れて来たのだ。

まるで、茶々丸に話しかけるのと同じ口調、同じ声で、

『すごいねぇ~!』 『素敵』 『上手だな~』

と、夫をおだててつつ操縦して布団までたどり着いた。

夜、一度床に寝転んでしまった夫を立ち上がらせるのは至難の技。
よく、起こして歩かせる事が出来たものだと、感心。

だけれど、この次、布団の正しい位置に寝かせるのはもっと難しく困難を極める。

『はい、パパ、ここに座って。ここ、此処、ここ、此処ね。』

『えっと、じゃあ、こっち、ぐるっと回って、此処に立って、こっち向いてみよっか。』

 『んじゃぁ もう一度最初っからね。』


私もまだ夫を布団の正しい位置に寝かせる技は極めていない。
一応、方法としては、夫を布団の真ん中よりちょっと足元側に立たせる。
布団中央には、90cm×60cmのペットシートが敷いてあるので、その上に腰を下ろしてもらうのが狙い。

でも、中々思った場所に腰を下ろせない。それどころか、夫は座り方を思い出せずにただ戸惑うこともしばしば。
なんとか腰を下ろせたら、位置を修正。
お尻を軸に正しい方向に回転させる。
でも、お尻の下にはペットシートがあるので、無理やり回転させると拠れてしまう。
位置取りを優先するか、ペットシートを取るかは状況次第。
まあ、適当なところで折り合って、位置を決めたら横になってもらう。
これも、頭と足の位置が真反対の時もある。
でも方角なんてどうでもいい。
布団の中に納まればもう、それはめでたし、めでたし。
斜めになる時も、直角に交差する時もある。

この夜、娘の奮闘の結果は直角

でも、よく出来ました、をあげよう。



ありがとね。



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