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会社を辞めたら、

2011/05/01 Sun 13:20

「会社を辞めたら生活はどうする・・・」
呻くように夫は答えた。

病気の診断を受け、
仕事を続けることが難しくなった夫に退職を勧めた夕方、
散歩の帰り道。

守りたいもの、守らなくてはいけないもの、力を失いつつある夫。
あの日を境に、私は守られる立場から守る立場に変わった。

家からそんなに離れていない公園、
夕暮れ時の薄暗さの中で夫は家への帰り道をみつけられなかった。

「生活はどうする。」

まさしく私達家族4人にとって大問題だったけれど、

「大丈夫、何とかなるって。何とかするし。
心配しないで。パパの体が大事でしょ。」

他にどんな言葉をかけたらよいのか、私にはわからなかった。

夫の側に居て、ひとつ、ひとつ夫の 「できない事」 を確かめる毎日。
夫の衰えは、分かっていても受け入れ難く、間違いであって欲しいと願う他に術はなかった。


夫が仕事を辞めて家で療養するようになってちょうど6年が経つ。
長かったのか短かったのか、私にはわからない。 

あの頃から感じている、私の両の肩にのしかかる重み。
今またずっしりとその重さが増すのを感じる。


2004年診断を受けた頃 | コメント(1) | トラックバック(0)
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