スポンサーサイト

--/--/-- -- --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告

ひとひらの蝋梅

2011/01/21 Fri 11:56

今年2回目の木曜会へ出かけた。
今回は音楽の先生が来て下さって、みんなで歌ったり、曲にちなんだおしゃべりをしたり、楽しい時間を過ごした。
先生は若くて美人、それだけで夫のテンションも上がっているはず、と歌の途中で夫の顔をのぞくと、あれ?声が出ていない。
前回同じ企画の時は、たまたま夫が毎日聞いて歌っていた「青春のフォークソング集」の中の曲が多く、夫はすぐにハミングで音を合わせられた。
今回は、夫にあまり馴染みのない曲が多かったせいかもしれない。
でも、「あの日にかえりたい」 「結婚しようよ」など、絶対、夫の青春時代の曲。
それなのに夫は難しい顔をして口を一文字に結んでいる。

「あれ、あれぇ~??」

この病気は本当に難しい。よかれと思ったことが裏目に出ることなんてしょっちゅうだし、この前良かったことが、今日は駄目なんてのも日常茶飯事。
すぐに歌えない曲は返ってストレスだったかな~?とちょっと心配になった。

それでも、曲が終わる頃には思い出したのか、ちょっと声が出て、ひと安心。
最後は先生の粋なはからいで、予定になかった「津軽海峡冬景色」も歌い、無事に時間が終わった。

お昼はみんなでテーブルを囲みお弁当を食べながらいろんなおしゃべりをする。
我が家に関してはしゃべるのはいつも私だけ、夫は黙々と食べる作業に専念する、というのが常だった。
ところが、昨日ははっきりとした言葉で夫が合いの手を入れてきた。
もちろん、誰かの言葉の繰り返しもあったけれど、彼・発信のオリジナルの言葉もいくつか。
内容は残念ながら、会話とあっていなかったけれど、それでもこれは近来ないこと。
なんか今日は意欲的。
本当はお昼を食べた時点でお先に失礼するつもりだったけれど、もうちょっとご一緒させていただこうかな、と欲が出た。

丁度、駅へ戻る方向の公園へ「蝋梅」を探しにお散歩、という事だったので参加させていただいた。

そして、ありました、蝋梅。

robai179.jpg

去年携帯を変えてから、うまく写真が取れず、その可憐な姿を再現できないのが残念だけれど、とってもいい香り。
みんなで歓声を上げるけれど、夫にはその姿を捉えることはできない。
でも調子は合わせて、「うん、うん、」と頷いている。
そんな時、落ちていた蝋梅をひとひら、お仲間の奥様が夫の手に載せてくださった。

「ほら、いい香りでしょう♪」

そして、夫はその小さな蝋梅をずっと手の平に載せたまま公園を抜け、駅にたどり着き、電車が来るまでホームを行ったりきたり、電車に乗り、地元駅まで・・・・、
「なくさないように、預かっておこうか?」と私が言うまで花を守るように大切に持っていた。

robai83.jpg

家に帰ってすぐに水を張った器に入れたこれがその蝋梅。
音楽の刺激か、楽しい時間のせいか、懐かしい夫の声をたくさん聞けた一日だった。






同じ病気の仲間 | コメント(0) | トラックバック(0)
コメント

管理者のみに表示

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。