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今年最初のフランケン

2011/01/03 Mon 09:19

穏やかに過ぎて行くお正月。
ただ、ひとつ、私には気になっていることが・・・ある。
それは暮れの29日以来、夫のお通じがないこと。

便意があった時にうまくそれをキャッチしてトイレに連れていってあげないと我慢してしまい、リズムを崩してしまう。
デイサービスが休みになって、ずっと私と一緒に居るのだけれど、どうもリズムが合わない。

不機嫌になる前にと緩下剤を夜寝る前に飲ませているのだが、うまく行かないまま年を越してしまった。

元日の夜、主治医に処方されたちょっと強めの下剤を飲んでもらった。
夜、12時。
9時に夫は布団に入り、12時に起きてきたので、ちょうどのタイミングだった。
だいたい、下剤が効果を表すのは8時間後。
ばっちりだ。

それでも6時と7時にアラームをかけて休んだ。
初夢、いろんな夢を見た記憶があるのに、内容を思い出せない。
6時のアラームが鳴った時、夫は横で穏やかな寝息をたてていた。
もう少し眠れる・・・・。

娘と一緒にケーキバイキングに行った。
甘い物があんまり得意でない私は美味しいケーキを一口ずつ食べようと
 思っているのに、
並んでるケーキはみんなパンのように大きくて、大根のように大味。
しかも苦手なあま~いチョコレート、
 でぇ~ん、と私の前に置かれている。(><)


7時のアラームが鳴った。
隣に夫が居ない!!

新年早々、やっちまったぜ・・・。

不幸中の幸い、
早期発見、早期対処。

夫は動き回らず、ましてどこにも座ったりしなかったので、被害は最小限に留まった。

汚れ物の処理は慣れている。
とにかく夫をお風呂にいれて、その間に片付ける。
ゴミが出せるまで、あと4日、汚れ物は新聞紙とペットシーツでしっかり包む。

夫も介護拒否がなく鼻歌を歌いながら私に身を任せてくれる。
きっと、彼も気持ちがよくなったのだろう。
これでまた、御節も美味しく食べられるね。

お風呂から気持ちよさそうな歌声が聞こえてくる。
あれやこれや、片付けが終わって、風呂場をのぞきに行くとまだ、気持ちよさげに湯船につかる夫がいた。
それではもう少し、私もほっとお茶でも飲もう。

夫の鼻歌が聞こえなくなっているのに気づいて見に行くと、湯船の中でこっくりこっくり船をこいでいた。
どうしよう・・
このままもう少し平和な時間を・・。半身浴ということで・・。
でも風邪でもひいて、デイへ行けなくなったら大事だ。
やっぱり起こそう。

「パパ、そろそろ出ますか?
 朝ご飯、食べましょ。」

夫は顔をあげたけれど、動こうとしない。

そろそろ上がりますか~?

反応無し。
やばい!!
フランケン化している。

夫は時々突然に操縦不能に陥る。
理由、原因は不明。たぶん、疲れた時?
何を言っても、一切聞く耳を持たなくなってしまう。
私の知らない別人になることを我が家ではフランケン化と定義している。


介護において、「夫が妻を看る場合」と「妻が夫を看る場合」の大きな違いはここにある。
夫がフランケン化して操縦不能になってしまった時、非力な妻には為す術がない。

夫は湯船に座り込んだまま立とうとしない。
私の言葉は一切、無視。
もちろん手を引っ張っても振り払われるだけ。

状況によってはそのまま放っておいてもいいのだけれど、此処はお風呂場。
そんなに長く居られる場所でもない。

お湯がぬるくなってきたので追い炊きボタンを押す。
夫のおしりの辺りから熱いお湯が出て、夫が体を動かす。
おっ!このまま立たせられるかな?と思ったのだが、上手に体をずらして又くつろいでしまった。
お湯も温かくしたことだし、それではもうしばらく、このままで。

数分後ごとに見に行くけれど、動く気配なし。
そうだ!音楽!!

娘が「津軽海峡冬景色」をお風呂場に流してくれた。
夫はもちろんすぐに一緒に歌いだす。
気持ちよさそうにお湯に身を沈める。
う~ん、だめだ、逆効果、作戦失敗。
「津軽海峡冬景色」、撤退。

もうかれこれ一時間以上湯船に浸かったままだ。
考えて、湯船の栓を抜くことにした。
お湯のなくなった肩にバスタオルを置く。
風呂場の中は暖かいので水分を取ればしばらくは寒くないだろう。

すっかりお湯がなくなってしまっても夫は動かない。
タオルで拭いて行くと手を払われる。
座ったまま、自分で体を拭き始めた。
丁寧に、丁寧に。

 昔、こんな風に子供たちをお風呂に入れて、ぴかぴかに拭きあげてくれたっけな~

しかたがないので、ずっと傍に立って待つ。
こうなったら根比べ。

でもね~、時間軸がちょっとずれてる人との根比べは結構つらい。
彼らは「ゆったりとした悠久の時間」の中に身を置く技を持っているから。

イライラと湯船の脇に立つこと30分。
夫にしてみれば数分。
そして実際には7、8分。10分にはなっていないと思う。

夫が立ち上がる気配をみせた。
ここで、声をかけたり、手伝ったりしてはいけない。
また、へそを曲げて湯船に逆戻りしてしまうかもしれないから。

夫の動きを見守る。
やっと湯船から出てきた夫と目を合わせようと前に立つけれど、視線を捕まえることができない。

彼はまだフランケンのままだ。
風邪を引かないように、服を着せなくてはならない。
これがまた一仕事・・・・

夫が服を着て、朝食のテーブルに着いたのは10時をとお~に過ぎていた。




と、介護にはお正月も盆もクリスマスも、誕生日もないわけで・・・・
さて、今年はどんな年になるのやら、

   o(^▽^)o-☆♪




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