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日本のこれから、

2010/11/24 Wed 20:42

夫がショートステイに行っている間の一日、友人に誘われて『堤未果』さんの公演を聞くことができた。

たまたま、ツイッターで彼女の著書を知り、「ルポ・貧困大国アメリカ」「ルポ・貧困大国アメリカⅡ」を読んでいたので、まさにタイムリーな講演会だった。

タイトルは

「貧困大国アメリカ」の取材から見える日本のこれから」

堤未果さんは、
ニューヨーク州立大学国際関係論学科修士課程修了、国連女性開発基金(UNIFEM)、アムネスティ・インターナショナルNY支局員を経て、米国野村證券勤務中に9・11同時多発テロに遭遇。以降ジャーナリストとして各種メディアで発言、執筆・講演活動を続けている。
「ルポ・貧困大国アメリカ」岩波新書は、08年日本エッセイストクラブ賞・09年新書大賞を受賞している。

ミーハー的な紹介をすれば、ご主人は参議院議員川田龍平氏、そして今年春に亡くなった放送ジャーナリストのばばこういち氏を父に持つ。

壇上に現れた堤未果さんはネットや写真でお顔を拝見していた通り<見目麗しい>と言う言葉がぴったりの清楚で美しい女性だった。
穏やかな語り口も心地よく、あっという間に1時間半が過ぎた。


団塊の世代のちょっと後に生まれた私にとって、「豊かなアメリカ」はあこがれの的だった。
子供の頃テレビで見たホームドラマ。
天井の高い家、広いキッチン、大きな冷蔵庫、大きな車、芝生の前庭。
でっかいソファのあるリビング。
何もかも輝いて見えた。

そして、アメリカンドリーム。
志を抱き情熱を持って努力すれば誰にも成功のチャンスがある国アメリカ。
自由の国アメリカ。

ルポ・貧困大国アメリカ」「ルポ・貧困大国アメリカⅡ」は、もはやそれは過去のものであり、今となっては幻想でしかないことを教えてくれる。

 ↑<岩波新書のリンクから本の内容をみることが出来ます。ぜひご一読を。>

教育や年金、医療という国民の暮らしの根底にかかわる問題を国が手放し民営化された結果、行き過ぎた市場原理主義にふりまわされ、貧困層は極貧困へ、中流層は貧困層へ、富裕層はますます富んで行くアメリカ。
これはもやは私の知っているアメリカではない。
私が知っているアメリカとはまったく別の国になってしまったと言わざるを得ない。

講演の中で未果さんが言われた言葉も忘れられない。
「アメリカだったら、この講演に参加された方たち、みなさんもブラックリストに載ることでしょう。」

9・11同時多発テロ以来「テロとの戦い」の名の下にアメリカ政府はあらゆる場所から個人情報を入手しているという。それは、テロとはまったく関係のない市民団体までも諜報活動の対象になるという。

自由の女神はいったい何をしているんだろう?

しかし、このアメリカの状況に驚いてばかりはいられない。
これはアメリカの後を追い続けて来た、日本の明日の姿なのかもしれない。

夫の病状の行く末、私たち家族の行方、介護で手一杯の毎日、なかなか外へ目を向ける余裕がない。
それでも、ふっと周りを見回した時に感じる最近の違和感。

横並びのテレビ新聞マスコミの報道は、ネットで生に伝えられる情報とずれがある。
起こった出来事は、何かの意図の下にフィルターをかけられてテレビのニュースや新聞の記事になっているように思う。
多くのアメリカ市民は、9・11同時多発テロ以降、愛国キャンペーンにより指し示された一つの方向へ向かわされていなかっただろうか。
今回の講演タイトルの中にある言葉、「日本のこれから」は大丈夫だろうか。

講演の最後にそれでもまだ、あきらめずに立ち上がり声を上げる市民、市民団体やジャーナリスト、NGO など、アメリカには存在して、元気に活動している事が紹介された。
まだまだ、希望はある。

一日、一日を平穏に過ごしていく事で精一杯の毎日だけど、
自分自身の明日ためにアンテナを立て、今起こっていることをしっかりと見て行きたい。
そんな思いにさせてくれる講演だった。





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