「失禁」

2010/08/04 Wed 20:52

夕方デイのお迎えに出ると職員さんが、

「申し訳ありません。時間をみてトイレにお連れしていたんんですが・・・午後に失禁されて・・」

  失禁・・・なんか凄くきつい響きを持って私の耳に飛び込んできた。

「いいえ、お世話になりました。」

夫の表情も心なし元気がないように見えた。
自分の失敗が報告されていること、どれくらい理解しているのだろう。

夫の手を取って、夫の好きな歌を歌いながら家に戻った。



夫は言葉で「トイレに行きたい。」とは言えない。
前回トイレに行った時間と夫の様子を見て察するしかない。

家では、夫が立ち上がったらとにかく、トイレに連れて行く。
連れて行って座らせても何事もなくすぐ立ち上がってしまうことがほとんど。
でも、そろそろだなと思った時には何度でも繰り返す。
 
トイレから出た瞬間、

「トイレ、行っとく?」

「うん。」

回れ右して同じ作業。
5回も繰り返せば、なんとか成功する。

夫が家で私と居て「失禁」することはまだない。
夜中、私の目が覚めず切羽詰って、ぴょんぴょんしても我慢して待ってくれるか、あるいは、何処か自分でトイレと決めた場所で衣服を濡らすことなく用を足す。

何故、デイやショートでは「失禁」になるのか。

ここのところ、夫は朝ブリーフをはいて出かけ、リハビリパンツをはいて帰ってくる。
もう少し、もう後、何回かトイレに連れて行って貰えたらまだラルフローレン、行けるんじゃない?と思ってしまうわけだけど・・・・。

現場では人手が足りないのが現実なんだろう。

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と、・ ・ ・ ・。


出来なくなった事 | コメント(3) | トラックバック(0)
コメント
はじめて
赤ちゃん時代の「はじめて」は、喜びと感動に満ち溢れ、将来の希望が見えてきたものですが、今の「はじめて」は、正反対ですね。

介護現場で、当たり前の様に使われている「失禁」と言う言葉も、「失禁デビュー」するかしないか位の、微妙な時期にある者にとっては、その言葉自体が、耳慣れないためかショックですね。

しっきん、シッキン?あ、失禁!そうなんだ・・・って。些細な事の方が、むしろ心に重く響く事があります。

デイの職員さんたちは、心を配り、目をかけ、手をかけて下さっていて、本当に感謝ですが、やはり人手が足りない現実の壁があるのでしょうか。

それより何より、nobiさんの優しさがあるからお家では大丈夫なのだと思います。

「夫の手を取って、夫の好きな歌を歌いながら家に戻った。」

見習わなくてはといつも思います。


ラルフローレンが、色あせるまで活躍する事をお祈りしてます!
No title
「失禁」より「おもらし」の方がいいのか?って言われたらなんと答えたらいいのかわからないのです・・・・。

でも「失禁」って・・・もうどこにも逃げ場が無い感じ。「おもらし」は、きゃ~!ごめん、やっちゃった~で許される・・・・なんか勝手なイメージです。

どちらにしても、かなり差し迫った状況にきているわけです。

いろんな思いがさんざめく・・・

次のステージを覚悟して、次の展開への準備をする時が来たのかもしれません。
No title
私もずっとリハビリパンツをつけさせるのが嫌で
パンツに尿漏れパットを使っていました。パットをちょうどいいところに問題なく貼り付けるのが難しくて、パンツにネットがついていてそこにパットを入れて少々の失敗は大丈夫でした。

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