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主婦仲間

2010/04/13 Tue 09:41

母は現在要介護3。
何かの時のためにと介護認定は受けたけれど、今のところサービスは何も使っていない。
毎日父と二人で時間を過ごしている。

ひとりで外へ出かけたまま数時間戻って来ないことがあってから、ベランダも玄関も勝手口もすべてロックしてひとりで外へは出られないようになっている。
時々庭に出ようと、ベランダのサッシをガタガタさせたり、玄関のドアを開けようとしたりするけれど、「おかしいな~」と言いながらも割りとすぐにあきらめてくれる。
家の中では自由にしているので、実家へ行くと母の活躍の跡がいろいろみられる。
冷蔵庫や食器棚は父が毎日見ているので、びっくりするような物は出てこないけれど、箪笥や物入れには場違いなものがみつかる。
一人でいろんなものを片付けているつもりなのだろう。
今では父の助けなしにひとりで出来ることはほとんどない。

父は昔は一切家事をしない人だった。
母が病気になり、80歳を過ぎてから家事が父の仕事になった。
それはとても大変なことだったと思う。

   y001021.gif父の活躍

母の病状が進み、父は家事だけでなく母の身の回りの世話もしなければならなくなった。
母はいつも笑顔で楽しそうだし、父の言うことも素直に聞く。
でも会話はなかなか成立しない。

会話が成立しないのは私の夫も同じだけれど、夫はもともと寡黙なので、あまり不都合を感じない。
母は脈絡の無い話を一日中楽しそうに続ける。
一日中二人だけなのに、その相手と話が通じないなんて、父はよく耐えられると毎回感心する。

そんな父が一番手を焼く家事は、食事の献立だという。

「毎日献立を考えるのって、大変だね~。主婦はほんとにすごい。」

そう言いながらも、スーパーの店員さんに水菜の食べ方を教わったり、スパゲティーが電子レンジですぐできる容器を試してみたり、彼なりにいろいろ研究してなんとかこなしていた。
私が台所に立っているとどれどれと、私の技を盗みに!?やって来たりした。
新しい魚焼きマシーンや、高価な石釜の電気釜が増えていたり、パックの糠床があったり、父の奮闘振りがうかがわれた。
しかし、去年の秋、

 「これ持って行って使ってもらえるかな?」

と渡されたのは高価な電気釜だった。

 「え~!!!??ご飯食べないのぉ~???」

 「もう、めんどうだし、さとうのご飯でじゅうぶんだから。」

 「そっかぁ~・・・」



実家へ行く時は父の負担が少しでも減るように、常備菜を作って持っていくし、実家でもいくつか料理を作り置きして帰ってくる。
野菜中心で日持ちがして、あるいは冷凍しても美味しくて・・・何を作ったら喜んでもらえるか、いつも考えている。

今回は鯵の南蛮漬け、野菜たっぷり炒り豆腐を持って行き、実家でキャベツ、人参、きゅうりの浅漬け、湯で干し大根の煮物、かき玉汁を作った。
でも、今回のメインは、

生協のお弁当!!

ひじきと枝豆ごはん&ぶり照焼きセットとか、五目ごはん&さばの味噌煮セットというのが8種類あって、そのまま暖めるだけで食べられるらしい。
味のほどはわからないけれど、とりあえず、和風セットを4種類注文してみた。

いつものように父に冷蔵庫、冷凍庫に入れたものを説明して、最後に、

「それからね、これ、美味しいかどうか分からないけど、試しに買ってみたの。エレックするだけで食べられるから。」

「おぉ~!!これはいい。時々、主婦疲れして、なんにもしたくない時があるのよ。そんな時にぴったりだね。」

と予想以上に喜んでくれた。

「主婦疲れ」

うん、わかる。とってもよくわかる。
「今晩何にしよう。」って、主婦の永遠の課題だもんね。

私と父は介護者としての同士であり、主婦仲間でもある。


そんな父は私がコマ々と片付けたり磨いたり動いていると、言ってくれる。

「もう、それくらいにしてゆっくりしたら。せっかく実家に来たんだから。」


親ってあり難い。


認知症家族の思い | コメント(2) | トラックバック(0)
コメント
私も!
最近「主婦疲れ」の自覚がある主婦仲間のひとりです。

いつか「夫を抱えていなかったらなんでもないことなのに」とお母様の遠距離介護のことをつぶやいていらっしゃいましたが、本当にそうですね。
こんな穏やかなご両親ですから・・・

nobiさんの訪問を喜んでくれるお母様、せっかく実家にきたのだから少しはゆっくりしなさい、とねぎらってくれるお父様。

nobiさんは両方の要ですね。
じょうずにじょうずに回っていきますように・・・
miki さん、こんにちは。
そう!!、主婦は24時間営業ですものね。
疲れて当然です。特に、「にわか主婦」にとってはつらい24時間営業だろうと思います。

父も80歳半ばになって、気力、体力の限界を感じているんだな~と思います。
私が遊びに来るのは嬉しいけれど、助けには来なくてもまだ大丈夫だよ、という姿勢を父はいつも貫いてきました。
でも・・・・、ここの所、だいぶ彼自身弱気になってきているの感じます。

薄紙一枚の均衡です。
私ひとりが、両親のところへ行ければ、両親の寿命を延ばすことができると思います。
でも・・・。
今の私には・・・。



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