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事件は最後に起る!(2)

2010/03/14 Sun 10:25

ほんとうなら、もう今頃はとっくにお家に着いていたのに・・・
あなたがぐずるから、こんなところで、いつ来るともわからない電車を、ぼぉ~っと待ってなくちゃならないのよ。

馴染みの無い駅のホームに立ちながら、どんどん腹が立って来た。
夫への恨み言を、夫に背を向けて言ってみる。

 聞こえないように・・・。

なんか返って惨めな気分になって深呼吸。
そう、何の解決にもならないのはわかってる。

絶対無事に生きて帰るぞ!!と決意も新たに、

「お買い物に行こうか♪」

「だめ。」

夫は昔から休日の買い物にはいつも付き合ってくれた。
病気になってからも、「買い物」はよい気分転換だった。
このキーワードがが効かないとすると、後は歌しかない。

ホームの端の方に移動して、夫のお気に入りの歌を口ずさむと、一緒に合わせてくれた。
電車が動き出すまでの20分ほど、「くちなしの花」をひたすらリピート。

待望の電車が到着、夫は動こうとしなかったけれど、ちょうど塾へ行く何人かの男の子が後ろからどどっとやってきて、押されるような形で電車に乗ることができた。

今度もどこにもつかまらない。
車両の真ん中で夫の両手を押さえて立つこと、5分。
地元の駅に着いても動かない夫を、引っぱって、引っぱって、引っぱって、降りた。
やったぁ~、家までもう少し。

改札を抜け、駅ビルのエスカレーターを2階まで一本降りた。
一階まで降りるためには右へ方向を変えなくてはならないのに、夫は私の手を振り切って、左に折れる。
そっちは行き止まり。
行き場を失って、夫はビルの窓際に腰を下ろしてしまった。
座り込んで頭を抱える。
話しかけても、全く返事なし。

駅ビル美容室のお兄さんがガラスのドア越しにこちらを見ている。
エスカレーターに乗る人たちも心配そうに見る。

でももうお手上げ。
心に蓋をして、思考も停止。
黙って夫の横に立ち、5分、・・・10分。

夫がゆっくり立ち上がって歩き始めた。
幸い下りのエスカレーターの方に向かっている。
ゆっくりなので、上から降りてきた人たちの邪魔になったけれど、この際かまってられない。
列に割り込んで、下まで降りた。

ここで焦ってはいけない。
そっと夫の腕を取り、~♪きたかぜぇ~あおぞぉら~
歌いだすと、夫も一緒に口ずさむ。
夫が歌詞の出る数少ない歌。

ハミングよりもずっと気合が入いる。
ここまで温存してきた取って置き。

そして、見事、無事生還。

march11 003

考える。
夫は何故、お出かけの帰り道に操縦不能になるのか・・・。

ふだんデイサービスでお年寄りたちとゆるぅ~い時間を過ごしている夫は、外の刺激で疲れ果て、帰る頃には混乱してしまうのだろうか。
だとしたら、もうお出かけは無理なのか、それとも、もっと早めに切り上げて帰ってくるべきなのか。

でも何か違う気がする。
ただ、疲れのために混乱しているようには思えない。
なんと言ったらいいだろう。
ずっと感じる彼の気持ち、

  「お家に帰りたくない。」

楽しく過ごした一日の後、みんなと別れてお家に帰りたくない。
ずっと昔、楽しく友達とお外で遊んだ息子が、みんなと別れて家に帰りたくないとぐずったあの頃、
なんだか同じものを感じてしまうのだ。

同じ病気の仲間 | コメント(4) | トラックバック(0)
コメント
よかった
乗り過ごされてからどうされたかと、どきどきしていました。  なんとか無事帰られたようでよかったよかった。

我が家の事件は、このところ夕方に起こります。
赤ちゃんのたそがれ泣きの様に、夕方になると不調なのです。
ぶつぶつ独り言に始まり、うろろうろ~うろうろ~、そして怒り出し外に出たくなり、鍵をがちゃがちゃ・・・・・・・・
気が済んだろう頃に、玄関まで迎えに行き大好きなお風呂入ろう!大作戦でなんとか、めでたしめでたしです。

なにも気に触るようなことは、していなにのに
怒りをぶつけてくる主人に、優しく語りかけながら心の中では、
なにかふにおちず、プチストレスがたまっていくのです。

おおらかな気持ちで受け止めてあげないといけないのですが
まだまだわたしには、難しい時があります。

nobiさんの、ブログに時々でてくる昭和歌謡の数々・・・
いいですね。うちも時々懐メロ大会です。今時の歌は、なかなか覚えられませんが昭和歌謡なら、イントロなんかも口三味線で
できてしまいますからね。

それではまたお邪魔しますね。
花粉症もおだいじに!
今回は無事と思ったのに、、。
1日中ずーと穏やかなご様子だったので今回はきっとルンルンのブログかしらんと思いきや大変な事件発生していたのですね。不安を抱える本人が多い中、ご主人の場合は何やら強い意思を感じますね。誰だって家に帰ればほっとするし嬉しい気持ちはあるものですから、やっぱり長時間の外出の疲労が原因?どなたか専門家のご意見を伺いたいです。次回は天王町で下りてみたらだめかしら?ちょっと歩きますが乗り換えるより良いかもしれません。本当にお疲れ様でした~。
おんせんたまごさん、こんにちは。
夕方はうちも同じような状態です。
私が夕食の支度をしている後ろをクマさんのようにろうろと行ったり来たり。
そうかと思うと、玄関へ行って靴を探します。
未だ自分の靴がないと外へ出ていかないので、助かっています。靴はいつも帰って来たら、すぐ隠しておきます。

おんせんたまごさんは、ご主人に優しく対応されてえらいですね。
私は夕方になるとこちらも疲れてしまって、朝の半分くらいの対応しかできません。

なんとかこの花粉の季節を乗り切りましょうね。
お互いにe-69
marikom さん、こんにちは。
地下鉄でお別れした時は調子良さそうに見えたのですが、実は地下鉄から降りる時もすぐには立ってくれなくて、引っ張って降りたんです。

今日、送って来て下さったデイの職員さんに、最近「反抗期みたい。」と言われてしまいました。
デイサービスでも、「いや。」「だめ。」が多く出て扱いにくくなっているようです。

病気が進んで行く過程でのひとつの症状なのか、それとも何か不満、不安があってのことなのか・・・。

わからないことだらけです。i-6

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