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事件は最後に起こる。

2010/03/13 Sat 08:26

青空に恵まれて、木曜会のメンバーと集った。
久しぶりのこの美しい空!! 
メンバーの日ごろの行いの良さが実証された!!・・かな??
(^^)

march11 010

まずは「人形の家」でさまざまなお人形さんたちと会った。
最初に出会ったのは、「赤いくつの女の子」。皮製のトランクにちょこんと座ったその顔は、なんとも心許なくはかなげで。野口雨情の詩の心情をよく表していた。
野口雨情の詩にはきみちゃんというモデルがあったと言う。

     赤い靴の女の子 きみちゃん

館内に流れる~♪あかいくつぅ~♪のメロディーに早速夫は反応、口ずさみ始めた。
たぶん、夫はもう人形自体には興味もないし、目に入ってもいないのだろう、時々椅子に座って休みながらも鼻歌は耐えなかった。

お昼にはmarikomさんが手配してくださったレストランで美味しいランチ。
ここでほんとはお料理の写真を載せたいところだけれど、いつも気づいた時は半分くらい食べてしまった後。
次回はきっと。
デザートのケーキもとっても美味しくお腹いっぱい幸せな気分でマリンタワーへ。

march11 002
<新しくなったマリンタワーから望むベイブリッジ>

青い空と美しい景色を堪能し、お天気同様平和な一日を過ごして帰り道、
今日はトイレも2回目で決まったし、みなさんに話しかけていただいて、笑顔もいっぱい出た。
ターミナル駅でみんなと別れ、家までは後ひと駅電車に乗るだけ。



突然!! ホームへの階段を夫は2段づつ登り始めた。

・・・・どこかのリズムが崩れた・・・・!!!

まずい、これは最後まで気が抜けない。
幸いホームに着くと同時に電車が入ってきた。
電車の中では座ると立ち上がらなくなる恐れがあるので、立ったまま。
今日見た人形のことなど、なにげなく、なにげなく話しかける。
駅が近づいて降りるために体勢を変えようとするけれど、動かない。
ドアに背を向けたまま右手ではつり革をしっかり握っている。

「駅に着いたから降りますよ。」
「お家に帰りましょ。」
「ドア、閉まっちゃうよ。」

夫の手をなんとかつり革からはがすと、今度は反対の手でつり革を握ってしまった。
発車のシグナル音はまだ鳴っている。今なら、まだ間に合う。

でも夫の表情を見て、私はこの時点であきらめた。
なんと言ったらいいだろう・・・ちょっといたずらっぽい、だけれども挑むような・・・目。
こんな時は何を言っても返事は「できない。」あるいは「だめ。」しか返って来ない。
覚悟を決めた。

電車のドアは閉まり動き始めた。

はらはらと私たちの様子を見ていた人たちが今度は
「この人たちはいったい何だろうか・・・?」と考え出すのがわかる。
心配の視線が好奇へと変わる。
ちょっと前の私なら、周りの視線に絶えられず場所を移動したかもしれない。

でも最近は心に蓋をする技を覚えた。
ひとまず、次にどうするか考えなければ。
 
電車が動き始めると、夫の手がつり革からはずれた。
向かい合って、夫の両方の手を握る。
もう何処にもつかまらせない。
足を肩幅に開いて電車の揺れに膝を使ってバランスを取る。
昔、スキー上達のためにこうやって電車の中で立っていたっけ・・。

見かねて、夫と同年代の男性が席を立って、「どうぞ。」と言って下さった。

「ありがとう」なんだけれど、今座るのはちょっと・・・と躊躇っているうちに、ドアに寄りかかっていた若い女性が座ってしまった。それを見ていた高校生の女の子がその女性をにらむ。

でも私はほっとした。
これで座らずにすんだ。
席を譲ってくださった男性には感謝。

5分後次の駅についてみんなが降りた後、私は夫の両手をつかんだまま後ろ向きに電車を降りる。
成功!!
でもホーム反対側の、私をお家に連れて帰ってくれる電車はその瞬間発車してしまった。
しばらくこのホームで過ごさなければならない。

夫の表情は相変わらず怪しい。
なごませるために話しかける。

「お買い物して帰ろうか?」
「いや、むずかしい。」

「でも牛乳とパン買って帰らなきゃ。」
「いや、ダメだ。」

「みんな待ってるし。」
「知らん。」

ホームにアナウンスが流れた。

~~~のため、上下線ともしばらく運転を見合わせています。

上りだか、下りだかの電車に何物かが接触したので現在安全確認中とのこと。
この操縦不能となった別人28号と今しばらくここで過ごさなければならないらしい。

 さ・い・あ・く    
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