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エチカの鏡・認知症

2010/02/16 Tue 09:19

「エチカの鏡」認知症を見た。

まだ夫が病気の初めの頃、S夫人のお話を聞く機会があった。
若年性認知症のご主人を介護されてのいろんなエピソードをユーモアをまじえて語られた。
お話を聞きながら、私は笑いそして涙を拭いた。

当時は「お話」だったことが、今自分の「現実」になっている。

あれから数年が経ち、あの頃よりも病状が進まれたお二人の姿が画面に映し出された。
画面に映ったご夫妻の姿が再び自分の「現実」になる日が来るのだろうか・・・。


若年性アルツハイマー型認知症の夫を持ち、その夫を自宅で介護する身としては、番組の若年性認知症の取り上げ方に若干疑問を持った

若年性認知症の患者とその家族は、若年性であるが故に抱える問題が多い。認知症は老人の病気として位置づけられていて、なかなか公的な援助を受けることができない。病気の初期、まだまだ出来ることがたくさんあって、社会の役に立ちたいと思っても活動の場がない。病気が進んで行っても施設は老人向けで、若い夫たちは浮いてしまう。働き手を失った家族が経済的に困窮するのは言うまでもない。

番組に登場されたご夫妻のお話はとても感動的だった。
私も、「一緒になってくれる?」のくだりでは涙があふれた。
私の夫も寡黙でよけいな事は言わない人なので、もし、あんな風に言われたら、私は即、号泣して夫を混乱させてしまうに違いない。

でもでもでも、何か違う。
若年性の認知症を取り上げたなら、若年性が故の困難や苦しみをも伝えて欲しいと思うのだ。


普段、私はあまりTVを見ない。
先日放送された「エチカの鏡」という番組も初めてみた。
番組のHPに行って、

この番組は名も無き人のささやかな話から、全世界が共有する有名な話まで
全人類の感動話の大全集。お話、それが「エチカ」です。


これを読んで、やっと先日の番組の趣旨を理解した。

エチカとは
「生きていくヒントの詰まった自分を見つめ直せるお話」
と番組では位置づけています。


そうなのだ。
番組の目的は見ている人に「明日を生きるための感動」を与えることだったのだ。

そう思って番組を振りかえると納得できる・・・。
でも・・・。
公的援助・福祉制度 | コメント(3) | トラックバック(0)
コメント
こんにちは。
私も最初の頃、Sさんには色々とお話しを伺った一人です。
気になる存在でした。
若年認知症の本人と家族に特化した制度は何もないですね。
7年前に市役所に相談に行った時と、今とは何も変わっていません。
今回更新手続きに行った時に、要介護2+精神障害1級+非課税世帯で本人と家族が受けられる福祉サービスを徹底的に障害福祉課と高齢者支援課に色々聞きました。最初は丁寧に答えてくれていたのですが、だんだんと・・・。
とりあえず若年認知症の場合は、簡単に精神と身体障害手帳を同時にとれるようにして欲しいです。進行性の場合は、最初から1級でよいと思います。
何度も何度も話し合ってきたので理解してくれたと思っていたのですが、
私が伝えたかった話しや映像は編集でカットされて放送された苦い経験があります。
結局、感動しない話しは、ダメなんでしょう!視聴率・・・!?
それでは。
はじめまして
いつも読ませていただいています。
マスコミの取り上げ方は無難な方向だと思います。
私の写真展のときも取材は受けましたが、引いてしまわれました。偏見という重いテーマは取り上げるには重すぎたということでしょう。
国の政策というか願いとしては、「認知症を減らしたい」ということではないでしょうか。
だから、ああいう番組構成になったのだろうと思います。
Sさんの奥様の表情は、家族としてやるだけのことはやってきた、という自信のようなものを感じました。
私も、やるだけのことはやってきたので似たような心境です。高齢だから、無事におくることができたら万々歳です。自分自身がそれまでつぶれないように、もちこたえられるよう、なんとかかんとかやっていきたいと思っています。
若年性の方の場合、精神的にも、経済的にも、困難は大きいのだろうと思います。
同じ家族という立場から言わせていただければ、どうぞ、介護をやり遂げるまで寄り添い続けられますように!
施設介護の立場で、多くの入所者と家族の関係を知っていますが、親身に寄り添う家族がいる人は幸せだと、これだけは自信を持って言えますから。
のんた2号さん、
とりあえず、障害年金の等級改定用の用紙を貰ってきました。
でもどうしたものか迷っています。
夫の場合は副作用でアリセプとは5mgですし、薬で抑えなくてならない周辺症状も今のところないし・・。
高額の診断書を書いてもらっても等級があがるかわかりません。
でもお仲間の中では一番先を歩いているのも確かです。
しっかり歩ける足は持っていますが、命令をする脳がしっかり機能していないので、突然早歩きになったり、躓いたり。
お箸は上手に使えるけれど、目の前の食べ物がみつけられずにすぐ箸を置いてしまう。
この困難を想像力のないお役所の職員にどう伝えたらわかってもらえるのでしょう。
同じ病気のお仲間がメディアに登場して、この残酷な病気をもっと世の中の人に知ってもらうことはとても大切なことと思います。
mikiさん、初めまして。
コメントありがとうございます。
先日大家族のお母さんの書かれたブログを読む機会がありました。
やはりドキュメントでTVカメラがお家に入って一週間ほどの取材を受けたそうです。
そして、放映された番組は事実とはまったく違うものでした。
あらかじめストーリが決められていて、場面を繋いで番組は作られました。
それを見た子供たちはびっくり、そしてがっかりして悲しんだそうです。
ところが翌日学校へ行くと級友たちが口々に放映された番組を褒めて、感動したと言ってくれたそうです。
TV番組はスポンサーが居て、視聴率を取らなくてはなりません。
それでも、TVで取り上げられることによる反響は大きいと思います。
若年性認知症という言葉は映画やドラマでずいぶん広まりましたが、その実際についてはまだまだです。
番組の趣旨と私たちの伝えたいことが必ずしも一致しないこともあると思いますが、それでも取り上げてもらえるのなら、そこで一声でもあげて欲しいなと思っています。
私はこんなはずじゃなかったといつもじたばたしている、ダメ介護者です。
頑張らずにゆるゆるとやっていきますので、どうぞ見守ってください。

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