だるまに願うこと

2010/01/29 Fri 09:38

若年性認知症とその家族の会の散策で、だるま市に行って来た。
お不動様の境内にはもう梅がきれいに咲いていて、なんとか雨が降り出す前に市を散歩することが出来た。
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お散歩の後は基地に戻り、午前中に用意しておいたカレーをみんなで食べた。大鍋でカレーを作ったり、みんなでわいわい食べるのはまるで学生時代に戻ったように楽しく、お腹いっぱいになった。

ランチの後は、お茶とお菓子を囲んでみんなでおしゃべり。
そんな中、ひとりの奥様が今抱えておられる悩みを話された。
投げかけられた問いに、期せずして、他の当事者の方やパートナーの方もそれぞれの思いや体験を語ることになった。

なんの巡り合わせか、自分、あるいはパートナーが突然難しい病気に襲われて、病む者も介護する者もそれぞれに苦しくつらい思いを抱いている。
同じ病名がついてもそれぞれの悩みや苦しみの形は違っている。
抱える問題への答えは10組のカップルが居れば10通りあって、どんなに知恵を絞ってもこれだと言える正解はみつからない。

病歴が長く、いろんな経験をしてきても、『私はこんな風にしてきたけれど・・・。』と言えるだけで、それは後に続く人にとって必ずしも正解と言えるかどうかわからない。



 『自分の答えは自分自身でみつけるしかない。』

            と、私は思っている。



けれど、自分の答えを導き出せるのは、同じ境遇の仲間がいて、その仲間と心のうちを語り合えてこそだと思う。

この会が始まってもうすぐ一年が経つ。
散策の途中で一緒になった方と個々にお話をすることはあっても、ひとつの話題を全員で語ることは今までなかった。
こんな時間が持てたのは、今日の雨の恵みかもしれない。

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達磨には、願いをこめて片方の目を入れ、願い事がかなったらもうひとつの目を入れるという。
だるま市でたくさんのだるまを見ながら私は自分の願い事を探していた。
願い事がかなったら、もうひとつの目を入れる・・・?
  私の願いごと、どうやったらひとつに絞れるのか・・、無理。
結局、市ではだるまを買わずに戻ってきた。

そして、会の終わりにメンバーのお一人のだるまを頂戴することになった。
このピンクのかわいいだるまさん、ひとつだけでも目を入れてあげなければ。
どうしょう?
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コメント
だるまへの願い
だるま市楽しかったですね。梅の写真も可愛らしく素敵でした。私も何をお願いしたら良いかわからず買わなかったのですが、木曜会がこの一年も楽しく続いてみんなが元気で参加できますようにってお願いするよう買えばよかったです。芋飴なんかで迷ってないでねぇ(ーー;)
午後のディスカッションは皆さんが日頃の思いやご意見を述べて下さって中身の濃いものになりました。本当に十人十色、症状も進行具合も異なるのですが共通の思いもありますからこんな風に少人数のディスカッションをたまには持ちましょうね。
もしかしたら介護する側が逆になっていたかもしれないとぽつっと仰ったことがとても印象的でした。
それにしてもあんな風にだるま市とその午後の様子を上手に表現してくださって素晴らしいです。Mさんにも読んで頂きたいブログです。
余談ですが、はーるになればの最後は夜が明けたと思うべな。でした。解散してから帰りの道で思い出しました。グローランプもだめになった蛍光灯でした!
私は「一病息災」を願いました。認知症という病気を抱えつつも健康に過ごせたら・・との願いです。(それなのに、土曜日に左足首を捻挫してしまいました。介護者は健康が第一と身にしみた週末でした。)
話し合いも時には必要かなと思いますが、ご本人と介護者が同席しての話し合いは、なかなか難しいですね。
何人かのご本人の表情が、次第に曇りがちになっていたのが気になりました。
日曜日に「本人のつどいを考え広める研修会」(認知症の人と家族の会)というのに参加したのですが、午後のグループ討議の時間に、大分のAさん、広島のTさん、夫の3人でミニミニ本人交流会を開いてくださいました。初対面の方ばかりで不安になるかな・・と心配しましたが、高見代表や広島のサポーターの方たちのおかげで、男だけの集まりはとても楽しかったようです。
先日の話し合いで、「生きていく目標はなにか?」という悩みを抱えているご本人がいらっしゃいましたが、AさんやTさんとお会いして、「仲間の力になりたい」という思いが、毎日を明るく前向きに生きる原動力になっているのではないかと感じました。
各県支部の世話人さんたちも、若年のご本人の問題には本当に一生懸命考え、取り組んでいらっしゃいます。とても心強く、勇気をいただいた研修会でした。
marikom さん、
そうですね、また来年無事に木曜会でだるま市に行って、このピンクのだるまさんをお炊き上げして貰えるようお願いすることにします。
我が家には必要な願いです。
芋飴は魅力的でした。迷って当然です。(^^)
先日の会はmarikom さんが、上手にみなさんのお話を引き出してくださったから実現したと思います。ご主人様のmarikomさんを想う率直な暖かい言葉にも感動しました。
私たち夫婦はずっと病気と向き合うことを避けて今日まで来てしまったので、夫が病気に対してどう思っているのか、家族にどんな気持ちを抱いているのかわからないままです。
もちろん、折々にいろんな気持ちは伝わりますが、言葉として聞いたことはありません。
みなさんの言葉をうらやましく聞かせていただきました。
天井っこ開けたと思うべさ、だとばかり思っていました。
思い込みも老化現象のひとつだそうです。う~むぅ~。
anima さん、
捻挫は大丈夫ですか?
広島での活動、お疲れ様でした。
足の痛みを抱えての移動は大変だったと思います。
どうぞ大切にしてください。
仰る通り、ご本人と介護者が同席しての話あいは難しいですね。
夫はそれで、かつて『家族の会・参加拒否症?』になったことがありますから。
発言する方たちもとても気を使って言葉を選んでおられるのを感じました。
animaさんのご主人がタイムリーに『ちゃちゃ』を入れてくださって、重くなりがちな話題でしたが、ずいぶん救われました。
今回は一年近くご一緒して、楽しい時間をたくさん共有した仲間だから実現したのかなと思います。
『仲間の力になりたい』
ほんとうに生きる力になると思います。
我が家の場合はすでに、『仲間の力を借りて楽しく過ごしたい』の段階に来ていますが。
もっと早くこの会が出来ていたらと思わずにはいられません。
それと同時に、この活動がもっと広がるように自分にできるお手伝いもして行けたらと思います。

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