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孫悟空の頭の輪

2009/12/08 Tue 13:12

夫が若年性アルツハイマー型認知症と診断を受けたあの日から私の頭には、見えないけれど、孫悟空の頭の輪がついている。

この輪を締める呪文を一番多く知っているのは夫。
彼の言葉、行動で私の頭の輪がギュッと締められ痛みに変わる。

5年前、この輪は大活躍をして私はいつも鎮痛剤を持って歩いた。
夫の病気を受け入れられずに悶々と暮らしていた頃、
夫とまだ会話が成立し、彼の返事に苛立っていた頃、
朝起きて30分もすると頭痛が始まり、その日によって強弱はあっても夜眠るまで続いた。

それがいつの頃か、「夫は病気なのだ。」
時々見知らぬ人に変身してしまうのは病気のせいなのだ、と思えるようになり、頭の痛みは薄れて行った。
それでも痛みの後の疲労感はずっと消えず、輪の存在は残った。
時々、何か事件があると、輪はその存在を主張し、ゆっくりと私の頭を締め付け頭痛を呼び起こしてきた。

そして最近、またギュッと締められるような痛みを感じるようになった。
前のように薬を必要とするほど酷くはない。

病気の初めの頃は何故?何故夫が?という戸惑い、理不尽な運命のめぐり合わせへの怒り、この二つが強かったように思う。

病気を受け入れ、進行と共に病気と向かい合わざるえなくなった今、一番私を苦しめる感情はなんだろうか・・。

戸惑いを受け入れ、怒りをあきらめに変えた今。

それはたぶん、不安。
いろんな出来事があったけれど、今は、今この瞬間はなんとか一日、一日を過ごして行く体勢が整っている。

もうすぐ、一年が終わり、また新しい年が来る。
私たち家族はいつまで今の状態を続けられるのだろう。
一日が無事に過ぎるのは有難いけれど、いつか来る終焉の時に一日近づいたことになるのではないだろうか。

秋はイベントが多く、ここの所考える暇も立ち止まる暇もなく時間が過ぎてきた。一段落して、自分の周りを見回す余裕が出来た途端に沸いてきたこの不安。

・・・持て余している。



20091208133207.jpg

<写真を整理していたら、動物園に行った時の写真が出てきた。
                   真ん中に居るのは・・・?>








20091208133253.jpg

<シロクマくん・・・、
     何を考えてるのかな~~>







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