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ごめんね、

2009/12/12 Sat 20:01

大学病院の診察に行った。
だいたい8週間に一度、特に病状に大きな問題や変化がなければ、主治医に会って近況を伝え薬を処方してもらい帰ってくる。

大学病院まで一時間かかるけれど、主治医と会うのは夫にとって大きなイベント。
主治医の『何か困っていることはありませんか?』
の質問にいつものように、

『ありません。』  きっぱりと答える。

でも主治医と会うと何か安心するようで、診察室を出て廊下を歩きながら、

『よかったね。』と言ったりする。

病気の初期の頃は午前の診察を受けた後はどこかでゆっくりランチ、そして夕方まで東京を散策したものだった。

浅草、上野、神楽坂 銀座 ・・・

外食が難しくなって、東京散歩からは足が遠のいた。
慣れない場所での食事は私たち二人にとって、あまり楽しいことではなくなってしまった。
またウィークデイの昼間と言っても東京の人の多さに疲れてしまい、昔の様に知らない街を歩く楽しさを感じられなくなってしまったのだ。

最近は薬が出来るのを待つ間、病院の中でお昼を済ませて帰ってくる。

今回はとても穏やかな良いお天気だったので、外のベンチでランチにした。

並んでお昼を食べていると、夫がぽつりと言った。

『ごめんね、』

『えっ?何・・が・・?・・』

それ以上の言葉はなかった。

  病気になって、ごめんね。
  いっぱい世話をかけてごめんね。

  約束を守れなくてごめんね。




私には
『ごめんね、』を言ってもらう所以がいっぱいあるんだけれど、
そのすべてへの『ごめんね、』と受けとめた。



20091212200810.jpg

出来なくなった事 | コメント(5) | トラックバック(0)
コメント
こんにちは。
ご主人、優しいですね。
ご主人の一生懸命な思いが伝わってきて・・・・。
私の対応も悪いのですが、妻から少し笑顔が消えてきました。
病気の進行を自覚することが増えたようです。
また一人で家で居ることも難しくなってきました。
平日もう少し一緒にいて欲しいようですが、やっかいな経済問題を解決しないと難しい。
それでは、また。
優しい、ご主人によろしくとお伝えください。
こんにちは。
夫が別人28号に変身してしまう時間が少しずつ長くなって、一緒にいる時間に私が感じるストレスも強くなってきているのを感じます。
イライラしてしまう気持ちを紛らわすために、昔のことを思い出しています。
奥様がひとりで過ごす時間の不安、よくわかります。
夕方時々夫にもお留守番をしてもらいます。
ちょっと近所に買い物に行く間だけですが、ちゃんと話して出かけても、帰って来ると玄関に立っていて、私を見てほっとした顔をすることがあります。
奥様が昼間過ごせるようなデイがあるといいですね。
若年の場合はほんとうに難しいです。
のんた2号さんが抱えておられる問題もほんとうに難しそうで・・。
なんとか早く解決するように祈るばかりです。
私の周りではインフルエンザが猛威を振るっています。
くれぐれもお体大切になさってください。
ブクブクとガラガラ忘れずに☆
「意思表示をしてくれないから」といつも嘆いていらっしゃいましたが、
やっぱり、そういうお気持ちを いっぱい持っていらっしゃるんだと
胸をつかれました。
うちの夫もとても進行しました。見当識障害が特にひどく、
息子の部屋どころか、すぐそこの台所にどう行けばいいかがわかりません。
電車で彼を座らせようとしていると、必ず! お隣の方が私に席を譲って
下さるのです…
ですから、うちの中でも 私が手を貸す場面は一日何十回?
でも、相変わらずお口だけはぺらぺら動くので、その一回一回に
「あ、すみませ~ん」「ありがとうございま~す」…
「そんなこといちいち言わなくていいんだよ」と返すと「言葉ってものは
多ければ多いほどいいんだ」などと、言わなくていいことまで。
調子にのって、セーターの袖の行方を教えてあげただけで
「このご恩一生忘れません~」まで言われると、いかにも口先だけみたいな…。
でも、照れ隠しにこういう茶化した言い方ながら、私への負債をその都度返せる夫はいいですが、
寡黙なご主人の、 ごめんね 、、、 うちの何千言が詰まっていると思えました。
こう寒くては、夜中のお手洗いへの同行、何千言じゃあきかないかもしれませんが…
(うちももうすぐ、「そんなにチャラチャラ詫びてくれてもねぇ…」という日が来そうです。)
まりなさん、
こんにちは、お久しぶりです。
電車でひとつだけ空いている席に座らせるのは難しいですよね。
狭い空間に狙いを定めるのが難しく、
お隣の人のお膝の上に着地してしまわないかといつもハラハラします。
そう言えば、私も先日夫の隣の方に席を譲られました。
「私は大丈夫です。」と言ったのですが、
「一緒の方が安心でしょう。」と言ってくださったので、甘えました。
まりなさんのご主人の「お口」はほんとうに素晴らしい!!
どうしたらあんなにタイムリーで気転の利いたコメントができるのか・・・
ふだんからいっぱいお話してらっしゃるからなのですね。
もちろん本来の才能があってこそですけれど。
ご一緒した時はいつも楽しく、和ませていただきます。
またお会いできるのを楽しみにしています。
すみません
はじめから読ませてもらっているものです。
前回の日記とこの日記を読んだら涙でました。

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