スポンサーサイト

--/--/-- -- --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告

帰りたくないほど、

2009/11/05 Thu 19:15

若年性認知症当事者と家族の会の遠足に行ってきた。

同じ病気を抱えるお仲間と一緒なので、いつもながら安心して時間を過ごすことができた。
夫も、ずっと機嫌よく鼻歌が途切れること無く続いた。

この会に参加して気になっていることがひとつある。
この会のお仲間の中では、たぶん夫の病状が一番進んでいる。
会に参加される当事者の皆さんもご家族の方も、いずれは来るかもしれない先の姿を、夫を通して目の当たりにすることになる。
時にはプチ衝撃になっているかもしれない。

病気が進むと思いもかけないような事が難しく、困難になる。

昨日夫はお弁当を食べる時にテーブルに向かって座ることができなかった。
外に大きな木のテーブルと長いすが固定しておいてあったのだが、夫はいすとテーブルの隙間に体を入れることができないのだ。
物理的にはもちろん問題ないのだけれど、彼の感覚ではそこは体を入れる隙間ではなかった。
何度か誘導したけれど、機嫌を損ねると面倒なので、ひとりだけテーブルに背をむけて座らせてもらった。
もちろん皆さん『なんでもありですよ。』と快く許してくださったけれど。

後どれだけかわからないけれど私のサポートで電車に乗ってお出かけできるうちはご一緒させて頂きたいと思っている。

20091105183720.jpg

こんな遠足の後、夫はいつも家に入ろうとしない。
エントランスを入る辺りから歩みが遅くなり、
玄関を開けると回れ右をしてしてしまい、踊り場で鼻歌とともに外を眺めている。
生協の荷物が届いていたので、手伝ってもらおうと思ったけれど、ぜんぜん動いてくれなかった。
横目で階段を降りてしまわないよう監視しながら荷物を整理して、『お茶にしましょう、おやつ食べましょう、じゃあもう、ビール!!!』と誘ってなんとか玄関の中まで。
でも靴を脱がず、リュックを背負ったまま30分。

こんな時思うのは、『家が狭くてよかった!!』
あれこれ、家事をしながらも玄関に立つ夫の気配を感じることができる。
外にさえ出なければ、玄関でどれだけ鼻歌を歌って立っていてもかまわないし。
彼なりに楽しかった一日の余韻を楽しんでいるのだろうと、しばらくそっとしておいた・・・・放っておいた?!(^^)
20091105183821.jpg

<ズーラシアの10月桜>
この写真を撮ってる間に私は2度ほど夫を見失い、ダッシュした。
手を離すとひとりでスタスタ知らない人について行ってしまうのだ。
子供なら言い聞かすのだけど・・・・


同じ病気の仲間 | コメント(2) | トラックバック(0)
コメント
同志
こんばんは
2晩かけて、本文とコメントをすべて読ませていただきました。
ブログを開設していらしゃることは、以前から知っていたのですが、昨夜(一昨夜?)偶然見つけることができました。
「この会に参加して気になっていることがひとつある」
この言葉に対する私の思いをお知らせしたくて、おじゃましました。
以前、初めて「若年期のつどい」に参加した頃、(自分より病状のすすんだ方とご一緒すると、本人がショックを受けるんじゃないか?)と、心配していました。
が、何度も参加していくうちに、逆に、勇気をもらうことなんだと思うようになりました。
同じ病と闘っている同志として、自分たちの一歩先を歩んでいらっしゃる方たちを道しるべとして、考えられるようになっていたのです。
うまく言えませんが・・・
広島の松本恭子さん(照道さんの奥様)も同様のことをおっしゃっていたと記憶しています。
ですから、どうぞご心配なさらないでください。
新治の森の畦道で、どんぐりをいっぱい拾いながら「うれしい」とつぶやかれたご主人の素敵な笑顔を思い出すと、今でも心があったかくなります。
もっともっと楽しい思い出を、いっぱい作りましょうね。(^^)


anima さん、こんばんは、
ブログ、読んで下さってありがとうございます。
そして暖かいコメントも。
何をするにも時間のかかる夫をさりげなくフォローして、待っていてくださる会の皆さんにはいつも感謝しています。
病気が進むにつれ、夫との外出時に出会う難しさも増えてきました。
あちこちに障害物があって、それをひとつひとつ乗り越え、踏み越えていかなくてはなりません。
二人でお出かけしているのに、障害物を見つけるのも、それを除去するのも私ひとり、夫は後をついてくるだけです。
もういっそのことお家でじっとしていた方がよっぽど楽だわ、と思ってしまう時に、毎回趣向を凝らして素敵な場所へと誘っていただけるのは本当に有難いことです。
仲間と一緒というのがどれだけ心強いことか、夫も感じていると思います。
できるだけ長く楽しいお出かけができたらなと思います。
これからもどうぞよろしくお願いいたします♪

管理者のみに表示

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。