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ピーターパンの覚悟

2009/09/12 Sat 20:46

台所で片付けをしていると、息子がやって来た。

『それでさぁ~・・どうすればいいの???』

『ん? な・に・が????』

『だから・・親父が・・親父の・・・きれいにするには・・』






確かまだ息子が幼稚園に入る前だったと思う。
ある日、私のところへやって来て、彼の決意を語った。

○○くん、大人になるのやめようと思う。』

聞いてみると、大人になって毎日会社に行くのは大変そうだから、というのが決意の理由だった。

ピーターパンシンドロウム・・・・・
それからずっと彼は決意通り、楽しいことにエネルギーの大半を注ぎ、面倒なことは極力避けて生きてきた、・・・ように私には思える・・。

夫の病気で私たち家族の暮らしはある日突然、まったく別のものに変わってしまった。

『親父・・・病気になんてなりやがって・・。』

父親の病気を認められずにいる息子を感じていた。

デイサービスの送り迎えをする息子を褒めて頂く度に、それは息子の本意ではないことを感じながら、複雑な思いと共に曖昧な返答をしていた。

彼の心のうちに変化をがあったのか、なかったのか、私は知る由もない。でもここしばらくピーターパンも無理やりに過酷な現実と直面し、生き残るためには避けて通れないことがあるのだと学んだらしい。

そんな彼に私はお父さんのお尻をきれいにする方法、汚れものを綺麗に洗濯する方法を事細かに伝授した!!

認知症家族の思い | コメント(2) | トラックバック(0)
コメント
お嬢さんは、すごく自然体でパパに接してらして、貴重な戦力ですね。
息子さんは、多分診断よりだいぶ前から以前と違っていらしたお父様を、
受け入れられない時間が長く続いてこられたのだと思いますが、
健気なお母様の力になるべく、変わってこられたのでしょうか。
我が家でも、夫よりよほど対応が難しかった発達障害のある長男まで 、
さりげなく(家の中の)道案内をしていたりするようになりました。
唯一(?)健常な次男は、さる人に親たちと一緒の写真をみせたところ、
「とても緊張の強い顔」と指摘されてしまい、
母親が能天気な分まで肩の荷を重くしているのかな、とちょっと切なくなります。
でも、弱冠二十何歳で「 自分がしっかりしなくちゃ」と思わなければならない環境って、
その逆よりは幸せなことかと思います。
障害児を持つ家庭がその子のおかげでうまくまとまって、きょうだい達が優しく
育っていく例を時々見ますが、うちの場合、限りなく健常に近い分本人の悩みが強く、
とばっちりを受けるこちらは被害意識ばかり。
まとまるどころかぐちゃぐちゃの家族のなかでの夫の発症でした。
でも気がつけば今、当時よりどれだけお互いの関係がよくなったことか。
夫は家族をまとめるために病気になってくれた?… 少なくとも、息子達が 
そうでなかった時より優しく育ってくれたのはまちがいありません。
失ったものばかりじゃないですよね!!
夫が病気になって以来、子供たちのことを思うといつも胸が痛みます。
私が彼らの年代の頃、どれだけのほほんと気楽に暮していたことでしょう。
私の父は84歳になり、年相応の衰えは隠せませんが、それでもまだまだ元気で、認知症の母を看てくれています。そして、事あるごとに私と私の家族を気にかけてくれます。今の私に取って父はある意味同じ病気と闘う同士であり、とても心強い存在です。
でも私の子供たちにはもう頼れる父親はなく、彼らは父親を守る立場になってしまいました。
彼らは彼らなりに、無理やり強くなって行くように思います。
まりなさんの二人の息子さん達もそれぞれに背負っているものは違うかもしれませんが、たくましく成長されていますね。
親が思うほど彼らは弱虫ではないのかもしれませんね。

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