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ショートの迎えの時間の少し前、私は家を出た。
夫に、『A子さん、B子さんと会っておしゃべりして来るからお留守番しててね~。(^^)』と満面の笑みで言うと、

『はい、楽しんでらっしゃい。』とやっぱり笑顔で夫は言ってくれた。私が遊びに行く時にいつも言ってくれる言葉。

ちょっと後ろめたい思いを振り切って家を出た。

A子さん、B子さんとのデートはほんとうだけれど、約束の時間は夕方。とりあえず、家から2分程の内科へこの間の検診の結果を聞きに行って時間を潰すつもりだった。

内科に着くと、なんと今日の診察は10時からだと言う。とりあえず、診察券を預けて、さて、後30分どうしよう。
内科をひとまず出て、こっそり家の方を覗いてみる。
と、ちょうどショートのお迎えの車が到着するのが見えた。
時間通りだ。

今家に戻る訳には行かないので、スイカのチャージをしておこうと駅ビルのエスカレータに乗った。
娘に送られてさっきの車に乗る夫の姿を思い浮かべて急に申し訳ない気持ちになる。

夏休みの楽しみが無かったのは夫も同じ。
私だけ今日、明日とお出かけの計画を立て確実に友人たちと楽しい時間を過ごす。夫はその間『あまり嬉しくない』ショートステイに追いやられる。

・・・・ごめんねぇ~・・・・

心の中で謝りつつ戻ってくると、

ん? ショートステイの車が停まったまま・・・?

時間は9時40分、あれから10分程経っている。
ということは・・・そう、夫はこれから自分の身に起こる出来事を察知してなんらかの行動を起こした。そして、車は出発できない・・・。

やばい!!

さっきまでの『ごめんね』の気持ちがふっとんで、私の頭は忙しく働きだす。
その時、携帯が鳴り娘の声が

『ただいま逃走中・・・』

娘の話ではお迎えの車が来たところまでは計画通りに進んでいたのだが、職員さんを見た途端に夫の表情がこわばり、職員さんの『どうぞ』の手を振り払って歩きだしたという。
職員さんに『車のところで待っていてください。』と言われ、今娘は車のそばで待機、職員さんが夫と並んで一緒に歩いているという。

これは長期戦の様相を呈してきた。あるいは作戦失敗の可能性も。

炎天下で待つ娘が日傘が欲しいというので、夫に出会わないよう気をつけながら家に駆け戻り、日傘、汗拭きタオルなどを取ってきて娘に渡し、しばらくは彼女に任せることにして私は内科へ検診の結果を聞きに行った。

10時30分、内科を出て恐る恐る家の前を覗いてみると其処にはまだショートの車が停まっていた・・・・。


今日ショートに夫を送り込めなくても、今夜と明日の夜はまた息子が夫とお留守番をしてくれるようには頼んである。そして今日中に電話を入れれば明日の日中はデイサービスに行ける。
息子には悪いけれど、娘と私のお出かけ計画は中止しなくてよいようにフェイルセイフの用意はしてある。

娘に電話をかけて

『諦めようか。』と言うと

『う~ん、まだ大丈夫じゃない?もう少し様子を見ようよ。』
割と落ち着いた声が聞こえてきた。

今は職員さんは車に戻って、夫と娘はエントランスの横の公園で涼みながら世間話をしているという。夫は娘と一緒で落ち着いている様子だ。

そして結末はあっけなくやって来た。

娘に『じゃぁね、パパと一緒に送って行くって言うのはどう?』と提案。
『うん、私もそれ考えてた。』

娘に
『パパ、一緒に行こうか?』と言われた夫はあっという間に娘と車に乗り込みショートステイ先へと出かけて行ったのだった。
予定よりほんの1時間20分遅れで。
CA7678UD.jpg


かくして私と娘は遠来の友人たちと時間を気にしない夜を過ごす事ができた。
息子もうるさい母親と妹の居ない静かな二晩を。

パパぁ~!! そして、みんなぁ~!!  ありがとぉ~!!!


デイサービス・ショートステイ | コメント(0) | トラックバック(0)
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