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うろうろの訳

2009/10/20 Tue 13:05

5年前、夫が若年性アルツハイマー型認知症と診断を受けた時、40代、50代で認知症になることがあるなんて思いもよらなかった。
情報を求めて、クリスティーン ブライデン氏の著書「私は誰になっていくの」、「私は私になっていく」に出会った。

初めて読んだ認知症について書かれた本だった。
当時夫はまだ「軽度認知機能障害」と言われる初期、クリスティーンさんの本に書かれていることはまだまだ実感がなく、活字としてしか捉えることができなかった。

診断から5年が経ち、夫の病状も進んだ今読み返してみると、認知症の患者本人が語る内容はずっしりと心に響き納得できる。

彼女は書いている。

うろうろするのは、

気持ちの底にいつも思い出せないというイライラと、大事なことを忘れるのではないかと言う不安がある。それでうろうろ歩き回る。じっとしていられない。

うろうろ歩き回ると、なぜか緊張がほぐれる。

歩き回ることで、自分が何かしているような気持ちになり、何をするつもりだったのかわからないイライラが発散されるのだ。


今まで穏やかに座っていた夫が急に誰かに呼ばれたかのように立ち上がり、うろうろと歩き始める。
一緒に居る家族はびっくりするけれど、夫には夫の理由があるのだ。
彼にはその理由を私たちに説明する力は残っていない。
でも、うろうろすることで少しでも彼の不安が解消されるのなら、見守るしかないのだろう。

言いようの無い不安・・・
それは私にもある。
夫の先行きのこと、現実の生活、経済的なこと、子供たちの将来のこと・・・
考えても結論の出ない不安。
頭の中にいつも答えの出ない考え事が住み着いていて、ふっとその暗闇に引き込まれてしまう。
そんな時は私はどうすればいいのだろう。

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        一緒に・・、うろうろ・・・する・・??

出来なくなった事 | コメント(8) | トラックバック(0)
コメント
妻が若年性アルツハイマー病の診断を受けた2003年に「私は誰になっていくの?」が日本で出版されました。すぐに買って読んだのですが、私も最初は実感をもって読むことができませんでした。妻の進行とともに「私は私になっていく」との2冊がとても大切な本になってきました。ポールさんのようなケアパートナーになりたいと思っているのですが・・・。
妻の病気とは関係のない厳しい問題の解決が現在の最重要課題です。
デイサービスに週1日しか行っていないので残りの日は一人で家にいますが、不安と寂しさを訴えるようになってきました。私に、もう少し一緒に居てほしいようですが、無理だということを知っていますので我慢しています。次善の策として、そろそろ一緒に出勤も考えています。
暗闇に引き込まれそうになることはないのですが判断に迷うことは色々ありますね。それでは、また。
こんばんは。私の妻は進行性のアルツハイマー症ではありませんが、生還してきたときには別人でした。問題行動といわれる症状の百貨店と医師に言われる現実にいきなり出くわして殴りつけられたみたいでした。幾度となく深夜に終着駅のない彷徨についていきました。ある時、東の空が白み始めた頃、彼女はほんとうに自分の家に帰りたがっているのだということに気がつきました。その時、道しるべにもなれない自分の無力と、彼女の底なしの不安の前で立ちつくすしかありませんでした。そして、今もきっと同じところに立ちつくしたままです。
クリスティーンさんの本からは私もいろいろ啓発されました。近ごろ思っていることがあります。立ちつくした場所こそ自分が無意識に選んだ、あるいは妻から呼び止められたもっとも近接した場所ではなかろうかと。そう思うようになってから、私は宇宙人じゃないと語りかけてくる姿を見つけられたように思います。私の妻が倒れたのは2003年のやはり秋でした。
のんた2号さん、こんにちは。
クリスティーンさんも、ポールさんも素晴らしいです。
この本を読んで、信仰というものが大きな力のひとつになっていると感じました。
信仰を持たない私には理解しがたい部分もあります。
「私は誰になって行くの?」という不安なタイトルから「私は私になっていく」と変化しているところが救いです。
でも・・・
私はこの隣に居る人が時々誰なのか・・・考えます。
これも私の心の中にある闇の部分です。
「もし病気にならなかったら・・」
未だにジタバタしている情けない私です。
奥様と一緒に出勤する選択肢があるのはラッキーだと思います。
普通にはなかなか難しいことです。
長い人生の中には思いがけないことが起こります。
無理なく笑顔で暮せることを祈ります。
miyataさん、こんにちは。
自分で自分のことがわからなくなる不安。
夫が時々発する「わからない・・・・」という言葉、
暗く重く響きます。
色濃い霧の中で迷っている彼にどんな灯りを示せばよいのか、示すことができるのか、
周りのいろんな力を借りながら試行錯誤の毎日です。
時折見せてくれる夫本来の笑顔、昔どおりの言葉が頼りです。
奥様も同じように難しいご病気のようです。
一日でも長く落ち着いた暮らしができますように、お祈りいたします。
本のこと
ウロウロする理由、そうだったのですね。”私は誰になってゆくの”の本のことは知っていましたが読んだことがなかったので早速買いにいきます。ブックオフにあったかなぁ?家の改築工事がはじまりスペースを少しでも確保する為、昨日本箱にあふれている本の大整理をしました。夫にこれ、要る?要らない?って一冊づつ聞いて、答えはみーんな要らないって。それが100冊近くなり鶴ヶ峰のブックオフに売りに行きました。ディベートや経営管理の本、中国やヨーロッパの歴史や民族闘争の本、語学の本もたくさん、職場の同僚からもらった超整理法なんていうのもありました。要らないなら、えいやぁ!って処分したけど、このむなしさは何なの? 本当に売ってしまって良かったのかしら? 100冊売って2冊分の値段? せめて私が目を通したなら許せるけれど、この手の本は私には無理。工事がはじまり毎日のように物の移動がある為、夫と一緒にやるのですが、これが大変で、つい声が荒くなっちゃうのです。反省!(-_-;)ブログの”頭の中にいつも答えの出ない考え事が住みついて、暗闇の中”、私はそんな時、デバス(最近はソフラックス半錠)を飲んでカッと寝ることにしています。常習にならないように気をつけながら、、。
marikomさん、こんにちは。
「私は誰になっていくの?」は今手元にありますので、お貸ししますよ。
次回お会いできる時に持って行きます。
夫も山のように本を持っています。
彼は物を捨てられないタイプなので、彼が元気な時も彼のコレクションは私にとってストレスでした。
広い社宅に住んでいた時は10畳の部屋に彼の本やコンピューター、周辺機器、オーディオ機器、LPレコードがぎっしり、足の踏み場もなく積み上げてありました。
彼はコンピューターが趣味でしたから、これは彼の老後の楽しみと思いあきらめて暮していました。
この彼のコレクションは今でも私を苦しめています。
現在の狭い住まいでも、未だ一部屋を占領していますから。
ご主人様がいいとおっしゃるのなら、処分なさるのがいいと思います。
夫は一度も「捨てていい。」と言ってくれませんでした。
私は少しずつ、彼の「大切な宝物」を彼に隠れて捨てています。
 
なんだかわかるものはだいたい処分しましたが、組み立てかけのコンピュータやら、まだ訳のわからない機械がいっぱいあります。
どうやって捨てたらいいのやら・・・。
私の暗闇からの逃避はお酒です。
夜はだいたい「酔っ払い」です。
本を貸してくださるそうでありがとうございます。でもこの次いつお会いできるかわからないので、もし本が見つからなかったらお願いするかもしれません。nobiさんのブログ、いっつもすっごく文才あるなぁって感心しきり。しかも酔っ払って?すごい!!
本はいつでもおっしゃって下さいね♪
夜は・・・文を書いてもできるだけ送信ボタンを押さないようにしています。
朝起きて点検してからでないと、ウェブに載せるには・・・・
ちょっと、きっつい内容になってたりすることも多いのです。
(^^;)

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