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几帳面

2009/05/05 Tue 08:47

夫はもともと几帳面な性格だった。
いろんなこだわりがあったけれど、そのこだわりは彼の中だけで完結して私にそれを要求することはなかった。
なんでもきちんと角、向きをそろえる。
捨てる新聞紙でもチラシ共々きっちり角を揃えて畳んでしばり、近所の奥さんに
「まあ、あんまりきれいで捨てるのがもったいないくらいね。」と言われていた。

また、私がまぁるくドーナツ型に脱ぎ捨てたパジャマも拾って畳んでくれた。もちろん何も言わずに。
彼が彼の几帳面さを私に要求することは一切無かった。

病気になってこの彼の「こだわり」は益々強くなってきた。

スーパーに買い物に行く。
夫は私の後からかごを持ってついて来てくれる。
私はかごに次々と物を放り込む。
夫はそれをきちっと揃えないと気が済まない。
夢中になると立ち止まって、ひとつひとつの位置を直す。
新しいアイテムが入ると、また全体をアレンジし直す・・・。

駅前の我が家御用達の小さなスーパーはスペースがない。
カートが一台も無いという事でその狭さがわかると思う。
夫がかごを持ったまま通路の真ん中で立ち止まるのは、他の買い物客にとって迷惑なことこの上ない。
でも彼はそれに気付かない。
気の済むまで、立ち止まってかごの中をあれこれいじっている。

なんとかレジを通って、持参のエコバッグに入れる時もあれこれ延々とこだわりの時間を取る。
 
休日、夕飯の買い物に娘がついてきた。
レジの手前で娘は
「じゃあ、お外で待ってるね~。」

レジを終えて、夫はエコバッグに買った物を詰める。
昔の彼なら、すぐにシステマチックに袋は買い物でいっぱいになったはず。でも今はそうはいかない。
あれを入れて、これを出して、また入れて・・。

外で待っていた娘がしびれを切らしてやって来た。
カッ、カッと靴音を鳴らしてやって来た娘、ほんとうは
「遅いっ!!!」と言うつもりだったのだろう。
でも丁度、すべてを袋に入れ終わった夫の表情を見て、

「あの満足そうな顔を見たら、許せるわ~。」

まあ、たまの休みに付き合うくらいなら許せるかもね。
毎日付き合う私は・・・あきらめかな・・・。
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