父の活躍

2008/09/22 Mon 16:27

父は戦後日本の高度経済成長を支えた世代だ。

ウィークディに家で家族と夕飯を取ったことはない。『ほとんどない。』とか、『めったにない。』ではなく、『ない。』
『65歳になったらピタッと仕事を辞める。』と言っていたけれど、実現したのはだいぶ後になってからだったと思う。

仕事にかまけてからか、本来の性格からか、父は家の事を一切しなかった。蛍光灯すら換えたことがない。
結婚当時、暮れの窓拭きを頼んだら、布団もあげずにバケツに水を汲んできてそれを布団の上に置こうとしたので、それ以来家事を頼んだことはない。とよく母が話していた。

そんな父が今では母と自分の為に3度の食事の支度をし、家の掃除、ごみを仕分けする。これはすごいことだ。
家の中はいつも片付いていて、我が父親ながら感心する。

ある日、父から電話があった。
同窓会の会費をコンビニで支払えるというので、用紙を持って行ってみたが、振込みのできる機械がみつからないというのだ。
チャレンジャーな父はATMかロッピで支払いをしようと、長い時間機械の前で過ごしたらしい。

レジで普通に支払えると知って、電話の向こうの父は大笑いだった。

父と母はふたりのペースでゆっくり暮らしている。
この平和ができるだけ長く続くことを祈らずにはいられない。
父と母のためにも、そして、夫と私のためにも。


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