蜂窩織炎で発熱、11日間の入院治療後、とりあえず夫は退院した。

認知症の人が認知症以外の病気治療をするのには難しいものがある。
夫の入院中、
認知症に対するケアをどれだけしてもらえるのかすごく心配だった。

昨年の11月、特養に入所準備の各種検査を受けるためにこの病院に来たことがある。
検査は丸一日かかり、事務の職員、検査技師、看護師、医師、病院で働く人たちを一日見ていた。
その時の経験では、重度の認知症の人への対応は安心できるものではなかった。

『○○さん、ここに座って下さい。』
『こちらに横になって下さい。』

カーテンの向こうで看護師さんの声。
しかも3人がかり。

そんなこと口で言っただけで出来るのなら、特養になんか入らないでしょ、
ちゃんと段取りがあるんだけどな・・・、
だから手伝いますって言ったのに・・・

夫も私も娘も疲れ果てて帰って来た記憶がある。

今回、夫にしても、熱が高くて苦しい、両腕も腫れあがって痛みがある。
何故突然いつもと違う環境に移されたのか、もちろん理解していない。
今の苦痛を取り除くために入院しているということをわかってもらうのは難しい。
わからないながらも混乱しているだろう。
痛い所を触られれば、手を振り払ってしまうにちがいない。
いつものように穏やかにいてくれるだろうか。

また、食事もすごくゆっくりになっている。
彼のペースに合わせないと口を開けてくれない。
彼を待って食べさせてもらえるのだろうか。

蜂窩織炎の治療よりも重度の認知症の夫が病院でどう暮らして行けるのか、
ずっと心配だった。

退院時、夫の担当医から、今回の蜂窩織炎は治ったけれど、原因が突き止められていないので、再発の恐れがある、
原因を突き止めるために大学病院での検査を、と勧められた。
担当医が予測した病名は簡単な治療で治るものではなかった。

認知症の人が認知症以外の病気になった時、どう治療をするのか、
夫にとって、何がよいことなのだろう、
考えている。

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