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先日、介護の先輩が障害年金申請のご自分の体験に「てめこのやろ事件」と名づけておられるのを聞いて私自身が出会った「てめこのやろ事件」を思い出した。

この先輩の事件は
障害年金の申請には書類を2枚提出しなければならないのに、窓口で渡されたのは一枚だけ。
渡された一枚を記入して提出、『3ヶ月後くらいに結果を連絡します。』と言われたけれど、3ヶ月経っても音沙汰無し。
問い合わせて初めて書類が足りなかったことがわかりもう一度窓口へ、
最初に一枚だけしか書類を渡さなかった職員は奥に隠れ、詫びる事もなく、窓口に出てもこなかった、
『まったくもぉ~!てめこのやろ!!』と言う事件。

私の「てめこのやろ事件」は、まだ日本年金機構ではなく、社会保険事務所だった頃のこと。

夫の診断が降りて間もない頃、私は社会保険事務所へ相談に行った。
サラリーマン家庭の我が家は大黒柱が倒れるイコール経済的な柱を失うこと、将来の生活をどうして行ったらよいのか、手探りの時期だった。

年金事務所の相談窓口で我が家の状況、夫の病名を話すと、最初に対応に出た職員はすぐに答えられず、奥から出てきたベテランと思しき年配の職員と交代した。
交代した職員は、『アルツハイマーの場合は難しくてですねぇ・・・』
要は、寝たきりなどのよほど重度にならなければ年金は下りないと言うことだった。
重度になれば年金が下りる、でも夫が重度になることは望まない。
年金は生活設計からはずさなければならないと思い帰って来た。

診断から3年ほど経った頃、大学病院の家族の会で介護の先輩に聞かれた。
『家計はどうしておられるのですか?』
『無収入です。』
『!!それはいかん。』
あっと言う間に取り囲まれ障害年金について教えられた。
重度でなくても『認知症』と診断がつけば障害年金を受けられる、そう教えられた。

障害年金は初診日から一年半経った時点で申請できる。
先輩方に励まされてすぐに申請手続きに年金事務所へ行った。

私の場合はちゃんと2枚の申請用書類を渡され、記入の仕方を窓口の女性から丁寧に教えられた。
これも最初に居た窓口の職員と交代して奥から現れたベテラン?職員だった。
『3ヶ月ほどで結果が出ますのでお知らせします。』
という事だったので、3ヶ月、楽しみに待っていた。
しかし、丸3ヶ月を過ぎても何の連絡もなく、3ヶ月と2週間ほど過ぎた頃、問い合わせの電話を入れた。

そしてわかった事は、
私が申請した書類は不備で提出後すぐに戻されて来たこと、
そして担当職員が戻された書類を引き出しにしまったまま今日まで忘れていたということ。

これだけでも『てめこのやろ』だけれど、まだこの先がある。
書類の不備というのはまったくの言いがかりで、ちょっと考えれば、いや、考えなくても不備でもなんでもないことがわかるというあきれたものだった。

『申し訳ありません。書類が戻って来たのですが、引き出しに入れて忘れていました。すぐにご自宅にお送りします。』

『どんな不備ですか?書類を作る時一緒にみていただきましたよね。』

『はい、・・・初診の医師の診断書に、《「2年ほど前」から物忘れが始まり・・・》とあるので、その当時の医師の診断書をつけるように、とのことです。』

『はぁ?????
 初診の医師の診断書を出しているんです。
 その前にかかっている医師が居る訳ないじゃないですか!!
 「2年ほど前」というのは私のコメントです。
 家族からの聞き取りとして書いてあるでしょ。』

『・・そう・・ですよね・・。』


夫と初めて物忘れ外来に行った時、私は医師に物忘れが始まったのは「2年ほど前」からだったと思う、と話し、医師はそれをカルテに残した。
そして医師は初診時の診断書を求められ、初診日の所見としてこれを記した。
ごく当たり前のことだ。
当たり前過ぎて、どうしたら「2年ほど前」に診断書を書ける医師が存在すると思えるのか、まったくわからない。
要は自分の仕事を全くしていないか、むっちゃ頭が悪いか、日本語が不自由なのか・・・それともいったい???。
書類を差し戻して来た本庁の職員も○○だけれど、戻された理由を見て何の疑問も抱かない、そればかりか引き出しにしまって忘れる職員も・・・
職務怠慢!!なんていう表現じゃぬるすぎる。
私には彼らを形容する言葉を見つけられない。

これが、障害年金申請時に私が体験した『てめこのやろ事件』

もう、何年前のことだろう。
ちょうど消えた年金騒動の頃だった。
もうあの時のフレッシュな怒りは消えたけど、
自分の仕事はちゃんとして欲しい、切に願う。


思いもかけない若年性アルツハイマーという病気のためにたくさんの公的支援を受けてきた。
おかげで今日までやって来られたことには感謝している。
けど、正しい情報が得られず理不尽な思いもたくさんした。

お役所で働く方々には言いたい。
--------------
窓口に来る相談者は、あなたたちにとってはたくさんの中のひとりでしかないでしょう。
でも、困難を抱えた相談者にとって、あなたはたったひとつの救いの窓口なんだということを知ってください。

同じ案件で来た相談者には正しい情報を、誰にも皆同じ情報を与えてください。
対応した職員によって伝える情報量、内容が変わることのないように。
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