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天使の仮面

2009/01/25 Sun 15:02

夫が認知症になって以来、私は99.9%彼に対して天使だ。
心の中にはいろんなが思いが渦巻いているけれど、病気になってしまった彼にそれをぶつける訳には行かない。
負の気持ちを持って彼に当たっても結局は自分に返ってくるだけ、何の解決にもならないどころか、何倍もの厄介ごとが自分に降りかかってくることを知っている。彼のためにではなく、自分のために私は天使でいる。

病気が言わせた言葉と思っても、息子を打ち殺してやりたい、
と言われた時はあやうく天使の仮面を脱ぎ捨てそうになった。

『わかりました。別れましょう。私とあなたはもともと赤の他人。私は息子を選びます。』

そこに息子が居なかったら、ちょうど娘が帰って来なかったら、私はきっと感情を爆発させて後で死ぬほど後悔することになったと思う。

台所で呼吸を整えて、リビングに戻ると娘が夫に抱きついていた。
『パパぁ、お腹だいぶ出てきたんじゃない?お腹から先にぶつかってるよ~。』
夫の表情は緩んですっかり笑顔になっている。

帰ってきたばかりの娘はさっきの出来事を知らない。
『寒い外から帰って来たから、あったかそうなパパをハグしただけ。』と言う。

子供たちの助けでもう少し天使でいられそうだ。



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