診断を受けた頃

2008/11/30 Sun 06:25

4年前夫が若年性アルツハイマー型認知症と診断を受けた時、私はこの病気を知らなかった。
50代で認知症になるなんて思いもよらなかった。
当時の医師は、『早期発見だった。』と言ってくれたけれど、もし私に知識があればもう少し早く病院へ夫を連れていくことができたと思う。
『私の頭の中の消しゴム』や『明日の記憶』が話題になったのは夫の診断直後のことだった。

4年前の診断は『軽度認知機能障害』だった。
医師は夫に「他の人より少し早く老化現象が来たということですね。」と言った。
そして夫が他の検査を受けている間に、「夫の症状は典型的なアルツハイマー型認知症の初期であること、現在有効な治療法はなく、アリセプトの効果は2年程であること」を告げられた。

医師は今のような暮らしができるのは後2年くらいかもしれない、と言った。
彼が「今のような暮らし」をどんな意味で言ったのかはわからないけれど、私は「夫が仕事に、子供たちは学校へ行き、私は家で家事をするなんでもないあたりまえの毎日」と理解した。
子供たちには知らせずに一日でも長く平和な家族4人の暮らしを続けたいと思った。

しかし半年後、夫は会社を辞めることになった。

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