夫の病気は突然我が家を襲った。
夫婦と子供ふたり、我が家の暮らしは夫の病気で、180度、いやぐるっと回ってもう半回転、540度くらい回る勢いで混乱した。

妻が病気になる場合と一番違うのは、経済的な支柱を失うこと。
夫はサラリーマン、私は家で教室を開いていたが、ほとんど趣味の範囲で実益というほどの収入はなく、その教室も夫が家で療養することになって、あきらめざるを得なかった。

夫が働けなくなった時、受けられる公的援助にはどんなものがあるのか、当時の私はまったく知識がなかった。
夫が会社を退職して1年近く貯金を取り崩して暮らしていた。

大学病院の家族の会で、
『無収入です。』
と言った時のみなさんの驚き、
『それはいかん!!!』
と、取り囲んでいろいろ教えていただいた。

おかげで、障害年金を受けられるようになり一息つくことが出来た。

障害年金について知らなかった訳ではない。
夫が仕事を辞めてすぐの頃、私は社会保険庁に相談に行った。
その時の説明で、障害年金とは、『病気がうんと進まないと、受けられないもの』と理解したのだ。
年金は受けたいけれど、夫の病気の進行は望むわけには行かない。そんな気持ちで帰ってきたのを覚えている。

サラリーマンの夫が病気で働けなくなった場合に受けられる公的保障としては、まず、健保の傷病手当金というのがある。
夫は受けられなかったけれど。
それから、失業保険、これも夫が受給できたのは半分だけだった。

その他にも医療費の補助や福祉サービスなど、利用できるものがあるが、それを受けるための手続きは煩雑すぎる。市町村によってばらつきがあるのもどうしたものだろうか。


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