2005年3月の旅行

2005/03/31 Thu 16:01

3月いっぱいを目途に社宅を出なければならず、一駅先にとりあえずマンションを借りることにしました。
勤続30年の旅行の期限もせまり、せっかくの権利を無駄にしないように、というか、家族4人での旅行はタイミングとして今しかないかもしれないと、計画を立てました。父親の病気を知らない子供たちは、親との4泊もの旅行にはいい顔をしませんでした。





3月の終わり、家族4人での4泊5日の旅行が実現した。

行き先は結婚2年目で転勤になり5年暮した九州。
二人で赴任し、5年後に戻った時は長男、長女が生まれ4人家族になっていた。

子供たちは当時の記憶が全く無い。
九州を離れた時息子は2歳8ヶ月、娘はまだ4ヶ月だったのだから無理もない。
昔暮した小さな社宅のアパートに行ってみると、そこは独身寮になっていた。

私たちが住んだ部屋は3階で、見下ろすと下にルルドが見えた。
毎朝、毎夕、ベールを被った信者の女性たちが祈りをささげていた。
そこは何か別の世界のようで、街の色や言葉など私の育った地と何もかもが違っていた。
毎日異国の地を旅しているようなそんな5年間だった。
ここで暮した5年かがよみがえり、いろいろな想いに胸がつまった。
この古いアパートを背景に写真に納まった夫の笑顔は何を思っていただろう。

飛行機で九州へはいり、移動はレンタカーを借りた。
もちろん夫はもう、運転しようとはしなかったし、助手席に座るのも怖がった。

子供たちが生まれる前、九州の白地図を買って、休日事に走り回り地図を塗っていった。
この島原場にもよく行ったものだった。


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